ロックダウン(都市封鎖)とは?緊急事態宣言との違いは?



ロックダウンとは、

英語の「lockdown」からきている言葉で、

緊急時において公共の施設や道路などで、

外部から進入する者に対して内部の人間の安全確保のため

建物を封鎖するということを意味しています。

今回の新型コロナウイルスにより発せられた、

ロックダウンとは、「都市封鎖」という意味合いで使われています。

具体的な内容としては、

ロックダウンされた「対象エリアの住民の活動を制限する」

などが挙げられ、外出禁止などが代表例です。

緊急事態宣言とは?



緊急事態宣言とは、

災害やテロなどによって国家の運営が危機的状況になった場合、

緊急事態に対応するために特別法を発令するための宣言のことです。

例えば・・・

・内乱や暴動、テロ(パリ同時多発テロ事件など)

・大規模な災害

・疫病(結核、ペストなど)

このように、国家の正常な存続を揺るがしかねない

有事の際に発令され、日本においては内閣総理大臣が

発することになっています。

今回の新型コロナウィルスにおいて、日本では

2020年4月7日、安倍首相により緊急事態宣言が発令されました。

適応されるのは、次の7都府県です。

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県

期間は5月6日までということです。

ロックダウンと緊急事態宣言の違いとは?

ロックダウンと緊急事態宣言は似ていますが、

実際は、性質が異なります。

ロックダウン=手段であり、

緊急事態宣言=手段を可能にする法的根拠という関係性です。

つまり、外出自粛要請などに対して

法的根拠を持たせるために、緊急事態宣言を発令するというイメージです。

ロックダウンは行わない



日本ではロックダウンは行わないと、安倍首相により

発表されました。

緊急事態宣言が出されたことで、

外出制限

生活必需品の販売店舗以外営業停止

在宅ワーク

このような制限がかかっていますが、実際のところ

日本においてはさほど強制力はありません。

イタリアやフランス、インドなどはロックダウンが

行われており、実に世界の人口の約2割の人が

その影響を受けており、なかには厳しい罰則を

設けているところもあります。



このように、日本の場合はロックダウンや緊急事態宣言による

よる強制力がほとんどない状態であるため、

最終的な判断を下すのは個人個人になってきます。

先が見えない怖さで不安やストレスが多くなっていますが、

いま、私たちができること。

手洗いうがいなど基本的なことを当たり前にし、

パニックにならず、節度ある最低限の買い置き、

また、なるべく家にいること。

いまこそ、日本中がワンチームとなりこの新型コロナウィルスという敵に

立ち向かい、明るい未来を想像して乗り越えていきたいものです。

 

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