日本人は、毎日のように「ティッシュ」を使っています。実は、世界の中で見ても、日本は他の国に大差をつけてティッシュペーパーがトップの使用量なんです。
そんなティッシュペーパー、英語では何て言うかご存知ですか?
ティッシュペーパーが欲しい時に、英語での言い方もご紹介いたします。
英語でも基本的に“tissue(paper)”
ティッシュペーパーは、英語でも基本的に“tissue(paper)”と呼びます。
省略して呼ぶのが多いのが英語なので、“tissue”を使うことが多くなっています。
けれども、米国では実はもっと広く使われている言葉があるんですよ。
ティッシュメーカーのブランドである“Kleenex”が「ティッシュ」を指す言葉として広く使われています。
米国では、昔からほどんどティッシュといえば“Kleenex”で、それほど多くのメーカーから出されているわけでもなかったので、ブランド名の“Kleenex”がティッシュペーパーの一般名詞としても使われるようになったものと思われます。
ティッシュペーパーのルーツは、第一次世界大戦中のアメリカです。
戦地用の医療用コットン(脱脂綿)が不足したために、代わりにウッドファイバー(=木質繊維、パルプなど紙の原料)を丸めて使用していたのですが、戦後、大量に余ったため、この技術を転用してできたのが「使い捨てができるタオル」。
1924年に、キンバリー・クラーク社が発売したものが現在のティッシュの原型です。その頃は、女性の化粧落としとしても使われていました。
そして、最初のティッシュペーパーのブランド名が「Kleenex Tissue(クリネックス ティシュー)」であったことから、実質的に固有名詞化したということです。
もし、あなたがティッシュを欲しい時には次のように言ってみてください。
◎ティッシュ/クリネックスありますか?
→Do you have a kleenex?
◎ティッシュペーパーありますか?
→Do you have any tissue paper?
◎ティッシュを一枚ください。
→Please can you get me a tissue.
◎誰か、ティッシュを何枚か持ってる?
→Does anyone have some tissues.
“Tissues”は複数のティッシュを意味します。
tissue paperは、鼻をかむものではなく、花を折るもの
“tissue”ティッシュは、鼻をかむときに使うやわらかい紙でという意味で通用しますが、英語で“tissue paper”と言うと、薄い半透明の紙(薄葉(うすよう)紙を言いますので、間違えて使わないよしましょう。
学校などの工作で、 クラフト用の柔らかいカラフルな紙を意味します。折り畳んで、飾り花の形にする紙で、お花を作ったりシます。
“tissue paper”は、壊れやすい物や繊細な物を包むのにも使用されます。
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