「公共トイレ」というと、「汚い」「臭い」「暗い」「怖い」といった4Kのイメージお持ちの人が多いようです。特に、公園や歩道にあるトイレは、悪いイメージを持っている人が9割という調査結果もあります。

そんな公共トイレを誰もが快適に使えるトイレにしよう!という“THE TOKYO TOILET”プロジェクトが渋谷区で進行中です。

いったいどのようなトイレなのでしょうか?素敵すぎる公共トイレをご紹介いたします。

公共トイレ

 日本の「おもてなし」文化を渋谷区のトイレに

このプロジェクトは、4Kの代表格である公共トイレを、性別・年齢・障害を問わず、誰もが快適に使えるように、今までにない公共トイレを提供する取り組みです。

 

「おもてなし」。

この言葉は、東京五輪を誘致するプレゼンテーションで使われたキーワードとして流行語にもなりましたね。

 

この「おもてなし」文化の象徴として、公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」を日本財団、渋谷区、渋谷区観光協会の3団体が設置を進めています。

2020年8月から設置が始まり、2021年度までに渋谷区に17箇所に設置が予定されています。

 

トイレをデザインとクリエイティブの力で多様性を受け入れる社会のあり方を提案するべく、世界で活躍する16名のクリエイターに設計を依頼しています。

 

〈参加クリエイター〉

安藤忠雄氏、伊東豊雄氏、隈研吾氏、槇文彦氏、片山正通氏、坂茂氏、田村奈穂氏、坂倉竹之助氏、藤本壮介氏、マーク・ニューソン氏、NIGO(R)氏、佐藤カズー氏、佐藤可士和氏、後智仁氏、マイルス・ペニントン氏、小林純子氏

 

見たことのない、個性豊かなトイ公共トイレ。

すでに、建設されたトイレを画像をご覧ください。

 

 神宮通公園(安藤忠雄氏)

円形の屋根が大きくせり出した“雨宿り”をイメージした外観デザインです。

格子状の壁で外からの光を取り込む設計となっています。

 

  はるのおがわコミュニティパーク(坂茂氏)

外壁のガラスは、壁全体が透明で、中の様子が見えるデザイン。

壁を透明にすることで、「中が綺麗か?」「誰もいないか?」の2つの心配を外から確認することができます。

公共トイレの汚い・怖いというイメージを拭い取るすることが狙いとしています。

鍵を締めると、不透明になるので外から見える心配はありません。

 

 

 

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キレイなトイレを維持管理

「THE TOKYO TOILET」では、加えて、従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理を強化しています。

メンテナンスも1日3回もしていて、トイレ診断士により月に1度のトイレ診断を行い、その状況をTHE TOKYO TOILETのホームページで公開しています。

 

そうした専門業者によるメンテナンスの管理ももちろん必要です。

 

それ以上に、このキレイなトイレは、利用した人が次に使う人のことを思って利用しようと思う「おもてなし」をつなぐ。

そうした心が循環することで、誰もが使いやすいトイレとなり続けるのでしょう。

清掃員が着用するユニフォームも、ファッションデザイナーのNIGO®️が監修。

「THE TOKYO TOILET」プロジェクトのホームページは、こちらから

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